ディアブロイモータルがリリースされて一ヶ月ほど立ちました。シーズン2が始まったこのタイミングで4gamerにこんな記事が上がっていました。
Access Accepted第729回:“強奪的課金システム”で批判にさらされる「ディアブロ イモータル」に絡む背景
ディアブロイモータルに関する自分の考えを書いてみます。
ディアブロイモータルのビジネスモデル
タイトルにも書いた通り、ディアブロイモータルはディアブロの完成形だと思っています。たぶん、ディアブロ4も似たスタイルになるのではないかと思います。
ディアブロイモータルはいわゆるスマホ向けMMORPGというジャンルのため、基本プレイ無料でユーザーを増やし、一部の廃課金ユーザーと微課金ユーザから収益を得ることでサービスを継続していくビジネスモデルになっています。
オンラインゲームはある程度のユーザーがいないと成り立たないわけですが、それらのユーザー全てから集金するというのは非常に難しく、基本プレイ無料でアイテム課金というモデルは、今オンラインゲームを継続させていくためには仕方がないことだと思います。
これが自分がディアブロイモータルが完成形だと思っている理由です。
そのため、ディアブロ4が買い切りのような形で発売されたとしても、MMO要素を入れるとなると、似たような仕組みにせざるを得ないんじゃないかと思います。もちろんMO要素のみでプレイヤー感の競争がないのであれば違うスタイルもとれるかと思いますが、その場合は継続開発は難しくなってくるでしょう。
ディアブロイモータルの問題点は課金というよりPvP強制
実際のところディアブロイモータルが廃課金仕様なのかというと、実はそれほどでもないと思っています。廃課金が必要なのはレジェンダリー宝石だけなので、ダンジョンを周回して装備を整えていくだけであれば、人と競い合う要素も少なく、買い切りの今までのディアブロシリーズと変わらないプレイもできると思います。
何が問題なのかというとMMO要素の中核であるPvPがゲームの主軸に置かれていることです。MOではなくMMOとしたことでプレイヤー同士の競争要素が強くなりました。そして、PvPにおいてディアブロイモータルは完全なP2Wです。そこにはもうPSや工夫の余地はほぼないと言っていいです(これは多くのスマホ向けMMORPGで共通)。
スマホ向けMMORPGのPvPは札束で殴り合うだけなのでゲーム性が少ないです。そのため、好まない人も多いと思いますが、ディアブロイモータルは上述した通りゲームの主軸がPvPになっており、日課をするにもPvPへの参加が強制されます。従来のハクスラ好きのプレイヤーにとってはかなりストレスになっていると思います。
PvPしたい人とPvPしたくない人が棲み分けできていれば(PvPしないことが不利にならなければ)もうちょっと別の評価になっていたんじゃないかと思います。
課金要素以外はどうか?
さて、課金以外の要素はどうかというと、個人的には日課も重いと思いました。P2WだけでなくT2Wの要素も多いというか、毎日ある程度プレイしないとすぐについていけなくなります。この辺りはオンラインゲームの宿命ではあるのですが、やはり従来のディアブロユーザーには厳しいのではないかと思います。また、ディアブロイモータルを中心にプレイしている人はいいかもしれませんが、現代は複数のゲームをつまみ食いするスタイルの人も多いので、そういった人にとっても日課が重いのは続けるのが困難になります。
自信の今後
私自信はP2W、T2Wどちらにもついていけなくなっているため引退するつもりです。クランを作っての一応の盟主であるため、現在引き継いでくれる人を探しているところです。
楽しみにしていただけに、こんな早くの引退となってしまったのは非常に残念ではありますが、今の自分の環境では楽しむことが難しそうなので、こういう結論になりました。
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